NEWS

2021.06.24

【レッスン】 オーダーメイド出張レッスン

この記事をシェアする

ニセコマウンテンバイクスクール&ガイディングがあなたの街にやってくる!

 ニセコマウンテンバイクスクール&ガイディングのインストラクターが、お客様の地元に出張してレッスンを行います。ニセコでレッスンを受けてみたいけどコロナ禍でニセコに来れない方々や、地元で一緒に乗る仲間を増やしたいけど、どうやって教えてよいかわからない方々など、是非この機会をご活用ください。レッスン内容等はインストラクターの方で、ご要望や参加者の年齢やレベルに応じて考えさせていただきますので、特に大掛かりな事前準備も必要なく実施できます。

 料金は通常のニセコでの終日プライベートレッスンと同じインストラクター1名につき1日30,000円と、それに加え旅費交通費の実費が別途かかります。スクール的にはこれでも赤字なのですが、コロナ禍でニセコに来たくても来れない方々や、いつも乗られている地元で一緒に乗る仲間を増やしたいけど、どうやって教えてよいかわからない方々も多いかと思いますので、これを機にレッスンを受けてみて、皆様のこれからのマウンテンバイクライフをさらに充実させることのお手伝いをさせていただきたく、企画いたしました。

 
 

トレイルが無いとできないか?

 場所はマウンテンバイク専用のトレイルやコースである必要は無く、公園や駐車場、林道やスキー場の斜面など、場所の確保や使用許可等の取得はお客様の方でしていただく必要はありますが、マウンテンバイクによる走行が許可されている場所であれば比較的どこでも可能です。

 実は過去にも、ニセコ以外の場所で依頼をされてレッスンをした実績は多いです。たとえば駐車場にコーンやラダー(木製の橋)をおいて、スキル講習的に実施したものが実は意外に盛り上がり、それをきっかけにマウンテンバイクを始めた、という例もあります。また、レッスンというよりツアー的になってしまうのですが、車両の通行が可能な林道や作業道を使用した例もあります。普段はあまり使われていない遊歩道や山道をレッスン時に使用許可をとって実施した例もいくつかあります。そして最も人気がある場所はスキー場の斜面です。もし準備期間が半日~数日程度あるのでしたら、草を刈ったりテープで区切ったりして特設コースもつくることが出来ます。

 過去の実施例を、 実施回数が多い会場の種類順にいくつかご紹介します。

 

①スキー場

 一番多いのはスキー場の斜面を利用したレッスンです。ちなみに最近、レッスンの依頼とは別に、弊社のトレイルビルド部門に「スキー場のグリーンシーズン(=夏期)のアクティビティとして、マウンテンバイクコースを造成したい」というお問い合わせが、北海道に限らず本州のスキー場からもあります。このトレンドはマウンテンバイカーにとっては非常に良い流れなので、どんどん進んでくれれば良いのですが、今回の出張レッスンはそこまで大掛かりな話ではなく、スキー場山麓の平らな箇所や緩やかな斜面を使用して、草を刈ったりテープで区切ったりして急造した特設コースを使用したり、もしくは何もせずに芝生や平らなところで、まずはレッスンを実施したというものです。

 スキー場はトイレや駐車場などの元々の設備を使える場合が多く、斜面も占有しやすいことから、出張レッスンを非常に開催しやすいです。

 
 ちなみに、レッスンで使用した仮設コースを、その後受講者の皆さんが拡張して、そのまま簡易マウンテンバイクパークとして利用された例もあります。その意味では、地域でマウンテンバイクを普及させたい有志の方々がいる地域では、まず斜面を使わせてもらえる地元のスキー場にて出張レッスンを開催する、というのが普及の最初のステップとして効果的だと思います。
 

②駐車場

 毎年実施させていただいている例として、札幌のつどーむで毎年5月に開催される「北海道スポーツサイクルフェスティバル」の会場にて実施される「マウンテンバイク体験レッスン」があります。(2020年および今年は緊急事態宣言により中止となっております。)会場はアスファルトの広場で、そこにコーンやラダーや丸太を持ち込みスキルパークを作ります。

 こちらの体験レッスンの主な受講者の皆様は、これからマウンテンバイクを購入して始めようとされている初心者の方々が多いので、まずは基本となるポジションとブレーキの練習をして、そこから丸太の乗り越えやラダー渡りなど、トレイルで必要なスキルを順に練習していきます。

 乗り方も楽しみ方も分からずにいきなりショップでマウンテンバイクを購入するには抵抗があった方も、ここでレッスンを受けたことで具体的に楽しみ方がわかり、結果、マウンテンバイクを始められた、というお声も後日いただいております。

 また、このような大きなイベントだけではなく、ショップさんである程度の人数のお客様を集め、単独で駐車場を借りて実施したケースもあります。
 

③公園

 主に子供達の乗り方教室的に、過去に何度か実施したことがあります。こちらも駐車場で開催する場合と同様、コーンやラダーや丸太を持ち込みスキルパークを作ることもありますが、普通は公園に元々ある地形や段差を上手に活用して、一本橋や段差越えを行うことが多いです。

 

 

④林道や遊歩道

 林道を使用する場合は、レッスンよりもツアーに向いています。この場合はルートを決めるための視察や準備が必要な場合もあります。

 過去の実施例は、オートバイのエンデューロで有名な町で、そのレースで使用されている林道の一部をマウンテンバイクで走破するツアーを修学旅行生向けに実施した、というものがありました。こちらのツアーの実施にあたり、まずそれなりの距離であること、そして普段はエンジン付きの車両で走る道であることから、実施前に視察をさせていただきました。また、参加者が修学旅行生で、ほぼ全員が初心者であることから、ツアーの最初の30分は宿泊施設の駐車場にてミニ初心者レッスンを行いました。

 また、別の例では、遊歩道をイベント時のみマウンテンバイクで利用させていただいたこともありました。ある有名なマウンテンリゾートの遊歩道にて、子供達の支援団体主催のマウンテンバイク教室を実施したことがあります。

 
 
 もちろん、会場は、可能であればニセコグランヒラフMTBパークのように、マウンテンバイク専用に設計され造成されたトレイルが望ましいですが、工夫次第で、みなさまの街にもそれなりに楽しめる場所が作れるかもしれません。
 わたくしどもも10年以上前、会社を設立するはるか以前に、「MTBバイクパーク」を名乗るただ草を刈っただけ程度のお粗末なトレイルを作ったこともありましたが、そんなトレイルでも、そこで多くの皆様にMTBの楽しさを知っていただけたと思います。
 
 現在、コロナ禍で多くの方々が窮屈な生活を強いられていると思いますが、このような状況下でも皆様の地域で将来マウンテンバイクが乗れるようになるために、まずはMTBに乗りたいという地元の仲間を集め、乗り方や楽しさを知ってもらう機会を造るなどの、具体的な行動を続けていくことが大事だと思います。
 そしてそんな皆様のために、この出張レッスンがお役に立てることを信じております。
この記事をシェアする

一覧へ戻る